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IV. PROJECTS|製品別プロジェクトマップ

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モジュールは、思想のかたちをしているコンテナは、ただの箱ではない。
それは思想であり、構想であり、夢を封じ込める物理的なモジュールだ。そして、プロジェクトとは、その思想を社会に実装する試みである。


この章では、我々が実際に手がけてきたプロジェクト群を、製品ごとに分類しながら紹介していく。それぞれのプロジェクトには、共通する規格や仕様の背後に、異なる背景、異なる動機、異なる現実がある。それでもなお、コンテナという形式が、個々の事情を飲み込みながら、ひとつの美意識を持って立ち現れてくるさまは驚くべきものだ。アトリエのように孤独な熱を内包した完全オーダー型「ONE OFF」シリーズ。
スタンダードながら無限の応用を許す定番の「規格型モデル」。
そして、誰もが自分の手で空間をつくることを可能にする「MIKAN(完)HOUSE」。

それぞれのシリーズは、異なるニーズとスケールを持ちながら、共通して「軽やかで自由な建築の思想」を体現している。プロジェクトごとの詳細には、建築確認の取得状況、施工地の特性、使用素材や設計プロセスなど、実務的な情報も含めて記載する。ここで語られるのは、単なる完成写真ではなく、『構想から施工、そして現在に至るまでの「プロジェクトとしての物語」』である。

コンテナハウスという領域は、決して均質ではない。
発注者の声、土地の条件、行政との対話、費用との折り合い、思い描いた生活との距離感。
そうしたすべての複雑さを、「プロジェクト」という形式は静かに引き受けている。

この章を通して見えてくるのは、コンテナ建築の「選択肢の多さ」ではない。
むしろ、ひとつの思想がどれだけ多様な形で立ち上がり得るかという、創造性の拡張である。

それはまるで、同じ楽器から奏でられる、異なる旋律のようだ。同じ箱から、異なる生活が生まれ、異なる表情を持つ建築が育っていく。それぞれのプロジェクトは、ひとつひとつが「暮らしのプロトタイプ」であり、そこには人の願いや野心、逡巡や愛情が、きちんと刻まれている。

製品別マップとして、この章を紐解くとき、読者が手に取るのは単なる仕様書ではなく、未来の可能性の断片である。

ここから先は、リアルな風景とリアルな設計の記録だ。けれど、そのすべての背後には、「鉄の箱がもたらす自由」という不動の原理が脈打っている。

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