実例から見る設置地図
TERRITORIES
鉄の箱が根づいた場所、それぞれの風景一つのコンテナが、ある朝、ある場所にぽつりと現れる。ただの鉄の箱。無骨な形、決められたサイズ。
けれど、その佇まいに、ふと風景が引き締まる。なぜだろう?それは、風景に対する一つの「問い」として、その箱が存在しているからだ。
この章「CASE ATLAS|実例から見る設置地図」では、
実際に建てられたコンテナハウスの数々を、地理的・文化的背景とともに可視化していく。
単なる写真やスペックの羅列ではない。
どのような動機でその場所が選ばれたのか?
誰がその地に、どのような物語を描こうとしたのか?
地形と思想、コンテナと生活、意志と気候の接点に浮かび上がるものを丁寧に記述していく。